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異物混入

食品工場において「異物混入」が発生したことは多くの方の記憶に鮮明に残っていると思います。
中国においても日本においてもどちらも会社に不満を持つ従業員の犯罪でした。
この事件の結果、犯人特定にいたるまで冷凍食品などが売れなくなり、その商品の生産工場はもちろんのこと流通途中の倉庫や店舗にいたるまで商品管理対策の状態が確認されることになりました。
万が一防犯対策が不十分であったら・・・その場所で異物混入されたのでは?という疑問を消し去ることができず、「安全・安心な商品提供ができる企業ではない」というレッテルを貼られてしまうことになります。

つまり、食品工場はもとより流通、倉庫、店舗にいたるまで対策を万全に取ることがリスクマネージメントの上で非常に重要だということができます。

こうした異物混入対策としては、「内部犯行の防止」と「外部からの侵入者防止」の2つの方向から防犯対策を講じることが大切です。

内部犯行の防止

内部犯行を行おうという犯罪者は「つい出来心で」犯罪を行うということは稀で、ずっと不満が心の中にあり、会社に何らかの被害やダメージを与えたい、といった気持ちで犯行を計画するため、計画時点で「この会社は万全の防犯対策を講じているので気がつかれずに犯行を終えるのは無理だ」という気持ちにさせることが重要です。
日常の業務管理や清掃、在庫確認、生産ラインへの立ち入り制限、服装や持ち物への制限などが教育・徹底・管理されている環境を作ることは、犯行が行いにくい環境を作ることに繋がります。