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泥棒の心理・手口

泥棒が考えること・・・それは「完全犯罪」

多くの侵入窃盗犯、通称「泥棒」は、他人の家や事業所、店舗などに侵入し金品を盗むことで生計を立てています。
つまり職業が「泥棒」だということです。
一度侵入して成功すると同じ手口で何度も犯行に及びます。
逮捕された泥棒の多くは何件も侵入しており、再犯率も非常に高いです。

そうしたプロの泥棒が考えること・・・それは「捕まりたくない」ということ。
そのために、いかに「完全犯罪を狙うか」を常に考え行動しています。

そうした泥棒にとっては、「安全性」「容易性」「確実性」が重要となります。

泥棒は必ず行う「下見」

「安全性」「容易性」「確実性」を考える泥棒は、必ず下見を行い、安全に・簡単に侵入することができ、確実に儲けることができる建物を対象に選びます。

下見では、自分の侵入手口による侵入経路や逃げるための経路、人目につきやすいかどうか、死角になる場所がどこかといったことを見ます。
「侵入しやすい」と下見の時点で判断されるとターゲットになります。

下見の時点で「ここはやめよう」という気持ちにさせることが重要です。

侵入防止4原則

犯罪者が嫌がるポイント「侵入防止4原則」というのが警察より発表されています。

① 目・・・人目につくのを嫌がる。
② 音・・・音が鳴ることを嫌がる。
③ 光・・・光がついたり、明るく照らされるのを嫌がる。
④ 時間・・5分以上かかるのを嫌がる。

短時間化する犯罪

捕まった泥棒に対する意識調査では、
・約7割が10分以内に犯行を終える。
・約7割が5分以内に侵入をあきらめる。
・98%が非常ベルがついているのを嫌がる。

といった結果が出ています。
特に注目すべきは、犯行にかける時間がどんどん短時間化していることで、最近はストップウオッチを持って数分が犯行を終えているといった犯罪が増えています。

侵入手口

ガラス破り

扉のこじ開け